読み
だいいちじおいるしょっく
意味
1973年の第4次中東戦争を契機に、原油価格の上昇や原油供給の制限が発生したことにより生じた世界規模の経済危機。石油危機ともいう。
同年10月にエジプトとシリアがイスラエルに侵攻、第4次中東戦争が開始された。この際、アメリカなどがイスラエルを支援したことにアラブ石油輸出国機構(OAPEC)が反発し、イスラエル支援国へ原油の供給制限や禁輸を実施した。
また、それまで国際石油資本(メジャー)が原油価格の決定に大きな影響力を持っていたが、この中東戦争を機に、石油輸出国機構(OPEC)は原油の公示価格を大幅に引き上げ、価格決定の主導権が産油国側へ移行したことを世界に示した。
これらにより原油価格は高騰し、エネルギー供給の逼迫により、中東の石油に依存していた国々は、経済活動が停滞し、深刻なインフレに陥った。
日本においては、当時のエネルギーの約7割が石油であり、そのほとんどが中東からの輸入に依存していた。そのため、原油価格の急騰は、物価上昇や買いだめ騒動、企業活動の停滞を招くこととなり、1974年度の実質GDP成長率は、戦後初めてマイナス成長を記録した。このことにより、日本にとってのオイルショックは高度経済成長の転換点と記憶される。
なお、現在の原油価格は主に先物市場で形成されており、1970年代のようにOPECが公示価格を一方的に決定する仕組みではない。
関連語句
登録年月
2026年4月

