マクロ経済スライド

読み

まくろけいざいすらいど

意味

日本の公的年金制度における年金給付水準を調整する仕組み。賃金や物価の変動に基づいて年金給付額は改定されるが、このマクロ経済スライドを用いることで、物価や賃金の上昇率に比べて、給付水準は抑制されることになる。

2004年の年金制度改正において、年金制度の持続性の確保を目的として導入された。
毎年改定される年金給付額について、本来の物価や賃金の上昇率から、少子高齢化の進行(被保険者数の減少や平均寿命の伸び)に応じた調整分を差し引くことで、給付水準の上昇を緩やかに抑える。
賃金や物価の伸びがマイナスの場合は、マクロ経済スライドによる調整は行われず、賃金や物価の下落分のみ年金額に反映される。

年金制度においては、現役世代の負担が過度に増加しないよう保険料水準の上限が設けられており、その制約のもとで年金財政の収支の均衡が保たれるよう、給付水準が調整されることとなっている。

関連語句

年金制度改正(2004年)

登録年月

2026年4月