ブロック経済

読み

ぶろっくけいざい

意味

特定の国や植民地、通貨圏などを中心に経済圏(ブロック)を形成し、域内の貿易を優遇する一方、域外の国々との貿易には高関税などの制限を設ける保護貿易体制。
自国の産業や雇用を維持しやすいというメリットがある一方で、国際貿易の縮小や、国際的な分業の効率性の低下を招き、世界経済全体では停滞につながる傾向がある。

世界恐慌後の1930年代には各地でブロック経済が形成され、世界経済の分断が進んだ。

1930年代の主なブロック経済圏

  • スターリング・ブロック
    イギリスと英連邦・植民地を中心に形成されたブロック経済の代表例。
  • ドルブロック
    アメリカを中心とした南北アメリカ諸国の経済圏。巨大な市場規模を持った。
  • 金ブロック(フラン・ブロック)
    フランスなど金本位制を維持した国々の経済圏。緊縮政策を強いられ、経済停滞を招いた。
  • 円ブロック
    日本が東アジアで形成を目指した経済圏。後に「大東亜共栄圏」構想へつながった。

こうした動きは自由貿易の後退と国際対立の激化を招き、第二次世界大戦の背景の一つとなったとされる。戦後はその反省から、GATT(関税および貿易に関する一般協定)が締結された。

関連語句

GATT

登録年月

2026年4月