満州国

読み

まんしゅうこく

意味

満州事変によって満州全土を占領した日本の関東軍によって建国された国家。
1932年3月、五族協和(日本人・漢人・満州人・朝鮮人・蒙古人の共存)を掲げ、清朝最後の皇帝・溥儀を執政(のちに皇帝)として擁立したが、実質的な支配権は関東軍が握る傀儡国家であった。

国際連盟はリットン調査団の報告をもとに満州国を承認せず、日本はこれを不服として1933年に国際連盟を脱退した。
1934年3月、満州国は帝政へ移行し、溥儀が康徳帝として即位した。

経済的には、日本は満州国を当時「満蒙生命線」と呼んで国家存続に不可欠な地域とみなし、円ブロック経済の中核に位置づけた。
鉄鋼・石炭などの鉱工業資源に加え、大豆をはじめとする農業資源の開発と重工業化を推進し、これらは後の日本の戦時経済体制を支えた。

1945年8月、第二次世界大戦において、ソビエト連邦による侵攻と日本の敗北により、満州国は消滅した。戦後、満州地域は、ソビエト連邦の占領下となった。

関連語句

満州事変

登録年月

2026年4月