読み
ねんきんせいどかいせい
意味
少子高齢化社会における年金制度の持続性・信頼性確保を目的として実施された年金制度改正。2004年6月に関連法成立、公布。
この改正は、将来の現役世代の負担を過重なものとしないようにするとともに、高齢期の生活を支える公的年金としてふさわしい給付水準を確保すること、そして、その仕組みは社会経済の変動に伴って柔軟に対応できる持続可能な制度とすることとなっている。
主な改正内容は次のとおり。
① 基礎年金の国庫負担割合の引上げ
本則上2分の1まで、段階的に引き上げる。
② 財政検証の実施
少なくとも5年ごとに、年金財政の現況及びおおむね 100 年程度の間(財政均衡期間)にわたる年金財政の検証を行う。
③ 保険料水準固定方式・マクロ経済スライドの導入等
厚生年金及び国民年金の将来の保険料水準を固定(上限の設定)した上で、その保険料収入の範囲内で給付水準を自動的に調整する仕組みとする。
その仕組みとして、マクロ経済スライドを導入し、物価や賃金の伸びに対して、公的年金全体の被保険者数の減少と平均的な年金受給期間(平均余命)の伸びを勘案した一定率により、年金給付水準を抑制する。
ただし、標準的な厚生年金(夫婦の基礎年金を含む)の世帯の給付水準は、少なくとも現役世代の平均的収入の50%を上回るものとする。
また、多様な生き方や働き方に対応することを目的として、離婚時の年金分割制度の導入や障害年金制度の改善などが行われるとともに、短時間労働者への厚生年金の適用拡大に向けた検討が進められることとなった。
関連語句
登録年月
2026年6月

