読み
せーのほうそく
意味
供給が自ら需要を生み出すとする古典派経済学の基本前提となった考え方。
財やサービスを生産すれば、その生産によって所得が生まれ、その所得が消費に回るため、供給と需要は一致すると考える。
1803年にフランスの経済学者 ジャン=バティスト・セイ が著書『経済概論』で提示した理論に基づく。
セイは、貨幣は交換の媒介として機能するものであり、生産によって得られた所得は最終的に支出へ回るという考えを示した。
この考え方は古典経済学派に受け継がれ、生産こそが購買力を生み出すという前提が中心に据えられた。
そして、市場における価格調整の機能(供給増→価格下落→需要増→需給調整)を重視し、経済はマーケット・メカニズムに任せることで、供給を増やせば需要も増えて完全雇用に向かうとした。
後に、イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズは、貨幣保有(貯蓄)の動機等を指摘し、需要不足は十分に起こりうるとしてセイの法則を批判した。
登録年月
2026年5月

